頑張ってるのに苦しいのはなぜ?完璧主義さんが陥りやすい“間違った向上心”とは?

こんにちは。しなやかメンタルコーチの松島身和です。
このブログに訪れてくださり、ありがとうございます。
頑張っているのに、どうしてこんなに苦しいの?
「もっとちゃんとしなきゃ」
「ミスしないようにしないと」
「これくらいで満足しちゃダメ」
——そんなふうに、いつも自分を追い立てていませんか?
完璧を求めて努力し続けることは、一見とても素晴らしいことのように思えます。
でも、その頑張りの裏に自己否定や不安、焦りが潜んでいるとしたら——
それは、心にとって危険なサインかもしれません。
今回は、完璧主義の人が陥りやすい“間違った向上心”と、
その思い込みから抜け出すヒントをお届けします。
目次
完璧主義さんが仕事で感じやすいリアルな悩み

・メール1通に時間がかかりすぎる
「失礼があったらどうしよう」と何度も読み返してしまい、送信までに30分…。
送ったあとも不安で、ずっと気にしてしまう。
・会議で発言できず、あとで自己嫌悪
「変なこと言ったらどうしよう」
「正しいことを言わなきゃ」
そう考えすぎて結局何も言えず、「言えばよかった」と後悔する。
・ひとりで抱え込み、疲れ果てる
「自分がやった方が確実だから」
「お願いして迷惑かけたくない」
そう思って頼れず、気づけばまた残業…。でも誰にも弱音を吐けない。
・褒められても、自分では納得できない
「いえいえ、たまたまです」
「まだまだですよ」
そう言いながら、心の中では「もっとやらなきゃ」と自分を責めている。
その向上心、実は「自己否定」かもしれません

本来の向上心は、
「もっとこうなりたい」「やってみたい」
という前向きな気持ちから生まれます。
でも、完璧主義の人の多くは、
「今のままじゃダメ」
「ちゃんとできない私は価値がない」
という、自己否定や不安が原動力の向上心になっていることが多いのです。
どれだけ頑張っても満足できず、
評価されても「まだまだ足りない」と思ってしまう。
それでは、成長どころか、どんどん自分をすり減らしてしまいます。
健全な向上心は「安心」が土台にあります

「完璧じゃない自分」も含めて、
今の自分をちゃんと認められること。
それが、健全な向上心のスタート地点です。
自分を否定しながら努力しても、心は追いついてきません。
でも、「今の私も悪くない」と思えたとき、
向上心は“自分を苦しめるもの”ではなく、
“未来への希望”に変わっていきます。
今日からできる、やさしい向上心の育て方
1. 小さな「できた」に〇をつける
完璧じゃなくていい。
「今日も出勤できた」「ちゃんと挨拶できた」
そんな小さな“できた”を見つけて、自分を褒めてあげましょう。
2. 「〜しなきゃ」を「〜できたらうれしいな」に
「ちゃんとしなきゃ」ではなく、
「うまくできたらうれしいな」「できたら自信になるな」と言い換えるだけで、心が軽くなります。
3. 自分への声かけをやさしくする
失敗したときも、落ち込んだときも、
「今日もよく頑張ってるよ」「そんな日もあるよ」
そう声をかけてあげてください。
自分にやさしくできる人が、長く前に進めます。
まとめ
あなたはきっと、
真面目で責任感が強くて、誰よりも努力できる人。
でもその向上心が、もし「自己否定」から来ているのなら、
それはあなたの心を少しずつ削ってしまいます。
頑張りすぎて壊れる前に、
「完璧じゃない私も、ちゃんと価値がある」と思えるようになること。
それが、本当にしなやかで強い生き方への第一歩です。
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